月別アーカイブ: 2016年4月

49af7eb7388c9e66a273e36e42637f05_s

緩やかな坂道にて

うちの近くの幹線道路が緩やかな坂になっています。

自転車を漕がなくても自然に進んでいくくらいの勾配のある坂です。

悪い話

歩道を下っていく自転車がものすごいスピードで、歩行者とぶつかりそうで危ない時がしょっちゅうあります。

先日、自転車の後ろ座席に4-5歳位の男の子を乗せたお母さんが自転車で坂道に差し掛かった時にこう言いました。

「〇〇(名前)、しっかり掴まっときーや!いくでー。

やっほー。」

男の子も”キャッキャ”言いながら喜んでいましたが、かなりのスピードで坂を下って行きました。

子どもはノーヘルだし、歩道には人がいるし、歩道の高校生は歩きスマホしているし。

幸い何事も無く走り抜けて行ってしまいましたが、前に歩いている人が急に横に動いたら事故は避けられないようなスピードでした。

見ているこちらがヒヤヒヤして嫌な気持ちになりました。

いい話

別の日ですが全く同じ坂での出来事です。

補助輪をつけた自転車に乗った4-5歳くらいの男の子が一人で坂を登っていました。

男の子は必死で自転車を漕ごうとしていますが、坂が急なせいで止まったまま前に進みません。

男の子は一人でしたが、20mくらい坂を登った先の交差点には、お母さんと7歳位のお姉ちゃんがそれぞれ自転車に乗って、男の子の方を見て待っていました。

すると男の子は

「ママのとこまで頑張るぞー、ママのとこまで頑張るぞー」

と言いながら漕ごうとしました。

私は健気さにウルっときて、後ろからがんばれーと言って軽く自転車を押してあげるとスーッと進んで坂をゆっくり登って行きました。

男の子がとても大きな声で「ありがとうございましたー」と言いました。

交差点ではお母さんが会釈をしてくれました。

とても温かい気持ちになりました。

 

子ども

お顔かいて

朝起きると3歳の長女が広告の裏にお絵かきをしていました。

親ばかですが最近急に絵が上達して”人間の顔”が顔とわかるようになってきました。

誰かの顔を書いていたので、

「お父さんのお顔書いて」

と言うと

「お父さん、お顔痒いの?」

と言って小さな手で私の顔を掻いてくれました。

間違いを指摘しないで

「ありがとう」と言いました。

音楽

The Average Man Keeps Walking.

ブログタイトルは槇原敬之の名曲「The Average Man Keeps Walking」から取っています。

日曜日夕方のラジオ番組

NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE

のテーマソングです。

最近は聞いていませんが、主人公と同世代で選曲がツボにハマるので昔はよく聞いていました。

日産の一社提供のラジオ番組で、団塊ジュニア世代の車を購入しそうな男性をターゲットにしているのだと思いますが、最近買った我が家の愛車は日産ではなくHONDAフィット(中古)です・・・。

自分が10代20代の楽しかった頃の懐かしい曲がよくかかるので昔を思い出して穏やかな気持ちになります。

昔はよかったと言い出したらおじさんの仲間入りですね。

だいぶ前になりますが槇原敬之のこの曲を初めて聞いた時に歌い出しの歌詞に共感して切なくなりました。

信号待ちウィンドウに映る、平凡な自分を見て思った。運命の人がこの僕を探しだすのは難しそうだ。

日曜日になると聞きたくなります。